ボーケール(英語表記)Beaucaire

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ボーケール
Beaucaire

古代名ウゲルヌム Ugernum。フランス南部,ガール県東縁の町。ニーム東方約 25kmのローヌ川右岸に位置し,左岸のタラスコンとは橋で結ばれ,対向集落を形成している。ローヌ川のボーケール運河は地中海沿岸のエグモルトに通じる。かつて地理的立地条件のよさから経済的に重要視され,13世紀以来ここで開催された見本市は国外にも知られていた。現在も,規模は縮小されたが,毎年7月に皮製品を主とする市が開かれる。 13世紀のモンモランシー城の塔は有名。その他の重要な建築物は聖ポール聖堂 (15世紀) や,マンサールの設計による市庁舎 (17世紀) など。人口1万 3600 (1990) 。

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世界大百科事典 第2版の解説

ボーケール【Beaucaire】

フランス南部,ガール県の小都市。人口1万2840(1982)。ローヌ川右岸に位置し,タラスコン町と向かい合っている。地理的位置によって古くから経済上重要な地位を占めていた。7月21日から1週間開かれていたボーケール市(いち)は13世紀にさかのぼり,ヨーロッパ中に知られる著名なものであった。現在はガラス,セメント工業があり,町の北に水力発電所もあるが,むしろドーデの《風車小屋便り》やナポレオンが砲兵士官として1793年にバランスで書いたパンフレット《ボーケールの晩餐》などによって知られる。

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