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マウソレウム

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百科事典マイペディアの解説

マウソレウム

ギリシアのハリカルナソス(現ボドルム)にあるカリアの王マウソロスの廟で,世界七不思議の一つ。王の死(前353年)の直前から作られ,死後妃のアルテミシアをはじめ王族の手で完成。

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世界大百科事典 第2版の解説

マウソレウム【Mausoleum[ラテン]】

ギリシア語ではマウソレイオンMaussōlleion。小アジアのカリアの総督マウソロスのために,彼の新都ハリカルナッソスに建築家ピュテオスPytheosが建てた大墓廟建築。古代の七不思議の一つ。以後,この種の壮大な墓廟建築一般を指すようになった。彫刻家は前4世紀を代表するスコパスレオカレスLeōcharēs,ティモテオスTimotheos,ブリュアクシスBryaxisで,それぞれが順に基段上縁のフリーズ東西南北を飾ったと伝えられ(大プリニウス),その貴重な遺品が大英博物館に大量に残っている。

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世界大百科事典内のマウソレウムの言及

【スコパス】より

…この神殿の破風を飾っていた彫刻の断片が発見されており(アテネ考古学美術館),それらもスコパスの作であろうと考えられている。スコパスは,彫刻家ブリュアクシス,レオカレス,ティモテオスとともに,ペルシア領カリア地方総督マウソロスの壮大な墓廟マウソレウムの装飾に参加し,その東面の浮彫フリーズを制作したと伝えられる。当地からは,ギリシア人とアマゾン族の戦闘を描いた長大なフリーズの断片が出土しており(大英博物館その他),そのうちのテゲアの彫刻と似た作風を示す部分が,スコパスの手に成るものと推定されている。…

【帝王陵】より


[王墓と帝王陵]
 帝王陵の名に値する墓として,あるいは大規模な葬送儀礼が行われたことを示す墓として,かつて問題にされた墓を列挙してみよう。応神,仁徳に代表される古代天皇陵,殷の大墓,秦漢帝国以降の帝陵,朝鮮三国時代から新羅統一時代にいたる陵墓,西アジアのウルの王墓とウル第3王朝の陵,ペルシア帝国の王陵,ハリカルナッソスのマウソレウム,エジプトのマスタバやピラミッドなどが著名である。これらの墓は2種類に大別することができる。…

【七不思議】より

…【宮田 登】
[古代西洋の七不思議]
 ギリシア語ではHepta Theamataといい,前3世紀ころ以来,ヘレニズム世界中から選び出された七つの巨大で美しい建造物を指す。普通には,エジプトのピラミッド,バビロンの城壁,同じくバビロンの空中庭園,フェイディアス作のオリュンピアのゼウス像,ハリカルナッソスのマウソレイオン(マウソレウム),エフェソスのアルテミス神殿,ロドス島の太陽神の青銅巨像が挙げられる。これらのうち若干は,アレクサンドリアのファロス島の灯台,エピダウロスのアスクレピオス像などと入れ替えられることがある。…

【墓地】より

…しかし,都市によっては壮麗な墓も見られ,クサントスXanthosのネクロポリスの墳墓群は著名である。また,小アジア,ハリカルナッソスの太守マウソロスの墓(前350ころ)は古代の七不思議の一つとして知られ,イオニア式列柱廊をもつ26m角の角塔状の壮麗な墳墓で,以後その名〈マウソレウム〉は,壮大な墓廟一般を指すようになった。これらイオニア地方の塔状墳墓の形式は,のちのイスラム時代にまで影響を残した。…

※「マウソレウム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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