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マカッサル族 マカッサルぞくMakassarese

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マカッサル族
マカッサルぞく
Makassarese

インドネシア,スラウェシ島南部マカッサル市を中心に分布している先住民。北部に居住するブギス族と文化的に類似している。水田耕作による農業を生業とするが,交易,造船,航海術に長じ,広くインドネシア海域を交易していた。山地住民はとうもろこし,平地住民は米を主食としている。出自は非単系ないし双系で,父方または母方をたどる出自集団が複数で村落を形成することが多い。親族集団はまた共通の先祖を祀っている。 17世紀以来イスラム教徒となったが,旧来の精霊信仰,祖先崇拝が残り,先祖祭は伝統的な祭司者がとり行う。この祭司はもとは農耕儀礼や葬儀も司っていた。領主を含む貴族,平民,奴隷の階級に分れていたが,奴隷層は消滅した。オランダ統治時代以前にはいくつかの小王国があり,なかでもゴワ王国が勢力をもっていた。以前には水牛の供犠,洗骨,洞窟葬などが行われていた証拠があり,トラジャ族と同様な習慣がみられた。

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世界大百科事典内のマカッサル族の言及

【ブギス族】より

…ブギスはインドネシア語の呼称で,ブギス語ではウギッUgi’という。半島の南端に住むマカッサル族とは言語,文化とも類似点が多く,ブギス・マカッサル族と一括して称されることもある。焼畑もかなり行っていたが,現在はほとんど水稲耕作で,トウモロコシ,バナナの栽培やチョウジ,ココヤシのプランテーションにも従事している。…

※「マカッサル族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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