マフィケング(英語表記)Mafikeng

デジタル大辞泉 「マフィケング」の意味・読み・例文・類語

マフィケング(Mafikeng)

南アフリカ共和国北部、北西州都市。同州の州都。旧称マフェキング。かつて英国保護領ベチュアナランド(現ボツワナ)の支配拠点が置かれ、国境に近い。南ア戦争時に英国軍がボーア軍に包囲され、長期間籠城した要塞が残っている。牧畜酪農が盛ん。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マフィケング」の意味・わかりやすい解説

マフィケング
Mafikeng

南アフリカ共和国北部,北西州の州都。かつて南アフリカ共和国政府のアパルトヘイトにより独立させられたボプタツワナの一部。1980年まではマフェキングと呼ばれ,ケープ州に属した。地名ツワナ族のことばで「石の地」の意。ヨハネスブルク西北西約 240km,ボツワナ国境近くの標高約 1280mの高地に位置。1885年にイギリス軍駐屯地として建設され,1965年までイギリス領ベチュアナランドの首都。南アフリカ戦争の際,1899~1900年に一時ボーア人に占拠され,解放時に盛大に祝われたことが maffick(祝賀のお祭り騒ぎ)ということばを生んだ。乳牛,肉牛飼育のほか,ナンキンマメ主体の農業が周辺で行なわれ,酪製品などの交易中心地。都市圏人口 25万9484(2001)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android