マラータ同盟(読み)マラータどうめい

大辞林 第三版の解説

マラータどうめい【マラータ同盟】

一八世紀前半、マラータ王国のもとに他のマラータ諸侯が連合して成立した同盟。インド中部を支配し、イギリスに対抗する中心勢力となった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マラータ同盟
まらーたどうめい
Martha

18世紀、デカン地方を中心とし、北インドにまで進出してインド最大の勢力となったマラータ諸勢力の連合体。1707年シャーフーが即位して再建されたマラータ王国は、18世紀なかばには内部から大きく変質した。王国の実権は宰相(ペーシュワー)の手に移り、シバージーによる建国以来の名門の実力が相対的に弱まって、シンデー家、ホールカル家、ガエクワール家など新興諸侯の勢力が強大になっていった。そのため、マラータ勢力は、デカン高原を中心としてプーナに宰相府を置く宰相政府と、インド各地に割拠したマラータ諸侯との連合という形をとるようになった。これをマラータ同盟、マラータ連合などと称する。[小谷汪之]

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精選版 日本国語大辞典の解説

マラータ‐どうめい【マラータ同盟】

インドのマラータ族諸国の同盟。ムガール帝国の支配に抵抗し一八世紀初頭から末葉にかけてインド西岸から北インドまでを勢力圏としたが、マラータ戦争の過程で同盟は解体し、多くは藩王国となった。

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