マルケ州(読み)マルケ(その他表記)Marche

デジタル大辞泉 「マルケ州」の意味・読み・例文・類語

マルケ(Marche)

イタリア中部にある州。東にアドリア海を臨む。大半は長く教皇領だったが1870年にイタリア王国に併合された。アスコリ‐ピチェーノ県・アンコーナ県・フェルモ県・ペーザロ‐エ‐ウルビーノ県・マチェラータ県がある。州都はアンコーナ。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マルケ州」の意味・わかりやすい解説

マルケ〔州〕
マルケ
Marche

イタリア中東部,アドリア海に面する州。州都アンコナ。アペニン山脈の北東斜面にあたる細長い地帯を占める。前3世紀にはローマの支配下,のちに北部はビザンチン統治に服し,ほかは教皇領となり,1860年にはサルジニア王国に併合された。土地はよく利用され,コムギブドウ,オリーブ,野菜などを産出し,養蚕が行われる。農村社会は後進的で,小作農が広く残っている。製糸製糖,たばこなどの農産加工のほか,アンコナなど海岸地帯に若干の重化学工業がみられる。面積 9692km2。人口 144万 6751 (1991推計) 。

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