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ミグ戦闘機 ミグせんとうきMiG

翻訳|MiG

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ミグ戦闘機
ミグせんとうき
MiG

ソビエト連邦のミグ設計チームの開発したジェット戦闘機。ミグ MiGはミコヤンとグレビチの頭文字で,2人の共同設計は第2次世界大戦前に始まる。最初のミグ MiG-1が単発戦闘機として初飛行したのは 1940年。戦後は敗戦国ドイツから入手した後退翼に関する論文とイギリスの提供したロールスロイスのジェットエンジンによってミグ MiG-15を開発,アメリカ合衆国のノースアメリカンF-86セイバーより早く,1947年7月初飛行に成功した。 MiG-15は 1950年,朝鮮戦争に登場するや,上昇性能に優れた高速,敏捷な後退翼ジェット戦闘機として西側のレシプロ戦闘機はもとより,ロッキードF-80ジェット戦闘機をも容易に撃退する威力をみせた。総生産数は1万 5000機に達する。エンジンがクリモフ VK-1 (推力 2740kg) 1,乗員1,全長 11.1m,全幅 10.1m,総重量 5t,最大速度時速 980km,実用上昇限度1万 5000m,航続距離 770km。武装は 37mm機関砲1,23mm機関砲2。ミグ戦闘機はその後も改良が続き,ミグ MiG-19,ミグ MiG-21,ミグ MiG-23,ミグ MiG-25,ミグ MiG-29,ミグ MiG-31,ミグ MiG-33などが就役した。 1976年9月にはミグ MiG-25A が函館空港に強行着陸するという事件がおこっている。乗員はアメリカに亡命し,機体はアメリカ軍と自衛隊の手で解体され,それまで謎とされていた構造や性能が解明された。 (→ミグ MiG-29 , ミグ MiG-31 )

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