コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ミツマタヤリウオ Idiacanthus antrostomus

2件 の用語解説(ミツマタヤリウオの意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

ミツマタヤリウオ【Idiacanthus antrostomus】

ワニトカゲギス目ミツマタヤリウオ科の深海魚。体はウナギ形で,背びれとしりびれは体全体の後からそれぞれ約2/3と1/3の部分を占める。腹びれは体の前1/3よりやや後にある。雌は下あごに発光器をもつ1本のひげをもち,体長30cm以上に達する。雄はひげがなく体長5cmほどで成魚となり,著しい性的2型を示す。体側の下側と腹面に沿って胸びれ直下から尾びれ近くまで左右2列ずつの発光器列がある。雄では眼の直後に眼径と同大,またはそれよりやや大きい発光器があるが,雌では眼径より小さい。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ミツマタヤリウオ
みつまたやりうお / 三又槍魚
black dragonfish
[学]Idiacanthus antrostomus

硬骨魚綱サケ目ミツマタヤリウオ科の海水魚。太平洋の深海から採集されており、日本近海では太平洋岸沖、小笠原(おがさわら)諸島沖などで採集されている。体は黒くて細長く、鱗(うろこ)がない。雌雄の体長差が大きく、雌は40センチメートルほど、雄は5~7センチメートルである。雌は背びれ54~66軟条、臀(しり)びれ28~43軟条、腹びれ6軟条で、体の前半部に位置する。雄には腹びれはない。また、雌には下顎(かがく)に長いひげがあるが、雄にはない。雌雄とも腹部に発光器が並び、その数は20個を超える。幼魚では目が長い柄の先について特異な形をしているが、成長とともに柄は短くなる。近縁種にナンヨウミツマタヤリウオI. fasciolaがあり、太平洋、インド洋、大西洋の熱帯・亜熱帯海域の深海から知られている。[上野輝彌]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ミツマタヤリウオの関連キーワード海髪内鰐片山陰胡瓜魚底鱈外鰐角蜥蜴痩せぎすアカトビウオアヤトビウオ

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone