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ムラユ Melayu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ムラユ
Melayu

インドネシア,スマトラ島東岸のトゥラナイプーラ (ジャンビ) に7世紀後半頃勃興した国。マラーユともいう。長い間隣国シュリービジャヤ王国の支配下にあったが,13世紀頃強勢となった。中国文献では,末羅瑜,摩羅瑜などと書かれ,11世紀後半にはせん卑国として宋に入貢した。 1286年にジャワのクルタナガラ王よりムラユ王に贈られた不空羂索像がハリ川上流から発見されている。スマトラのヒンドゥー文化はこの国を最後として,イスラム文化圏に入った。

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世界大百科事典 第2版の解説

ムラユ【Melayu】

インドネシア,スマトラ東部に7世紀後半から興った国。現在のジャンビ付近とされる。マラユMalayuとも書く。漢籍には末羅瑜,末羅遊などと記され,中国の仏僧義浄は,隣接する大国スリウィジャヤに併合されたか,またはその首都がここに移動したように書いている。そしておそらく12世紀末ごろからパレンバンをしのいで王国の中心となったらしい。その後彼らの一部はスマトラ西岸に進出して,現在のミナンカバウ族となり,また一部はマラッカ海峡を渡ってマレー半島西岸に住みつき,今日この地がマレー(マライ)半島と呼ばれる素地をつくった。

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