…さらにドニゼッティ,ベリーニなどのイタリア・ロマン派オペラ独得の唱法,ベル・カントは,プリマ・ドンナたるソプラノの声の美しさと技巧を極限にまでおし進めた。 一方,18世紀中葉以降に深みのあるソプラノとして分立した声種メゾ・ソプラノmezzo sopranoは,およそイから2点トにわたる。年配の婦人や女主人公の乳母あるいは腹心の友といった役柄に多くあてられていたが,19世紀の作曲家たちがこの声種の劇的表現力に着目,主役に比肩する重みを与えた。…
※「メゾソプラノ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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