モヘンジョダロの遺跡群(読み)モヘンジョダロのいせきぐん

世界遺産詳解 「モヘンジョダロの遺跡群」の解説

モヘンジョダロのいせきぐん【モヘンジョダロの遺跡群】

1980年に登録されたパキスタンの世界遺産(文化遺産)で、インダス川西岸シンド州ラルカナの南方に位置する、インダス文明を代表する最古最大の都市遺跡。インダス文明は、紀元前2300~前1800年頃にインダス川流域に繁栄した文明で、1850年代にハラッパー遺跡が発見されたのを皮切りに、現在まで、東西1600km、南北1400kmに及ぶ広大な地域に300近い遺跡が発見されている。モヘンジョダロ遺跡は、1922年にバナルジーの調査によって発見されたもので、都市計画に基づき、神官階級が住んでいた西の城塞地区と庶民が居住した東の市街地区に分かれる。遺跡内には大沐浴場、レンガ造りの住宅が残っているなど、インダス文明最大の都市遺跡としてその文化的価値が評価され、世界遺産に登録された。◇英名はArchaeological Ruins at Moenjodaro

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

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