ヤネホソバ(読み)やねほそば

日本大百科全書(ニッポニカ)「ヤネホソバ」の解説

ヤネホソバ
やねほそば / 屋根細翅
[学] Eilema fuscodorsalis

昆虫綱鱗翅(りんし)目ヒトリ科に属するガ。はねは細長く、淡黄色で、開帳20~30ミリメートル。春の個体は大きく、前翅は一面に灰色鱗粉で覆われ、前縁部が帯状に淡黄色。夏に出現するものは小形で、灰色鱗粉が少ないので全体に淡黄色。本州北部から琉球(りゅうきゅう)諸島、中国大陸に分布し、平地に多い。幼虫はケムシで、藁葺(わらぶ)き屋根、屋根瓦(がわら)、墓石(はかいし)などに生えたコケを食べる。ときには大発生して糸を垂らして人家内に落下し、触れると刺毛によって皮膚に発疹(ほっしん)ができる。

[井上 寛]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

完全試合

野球で,先発投手が相手チームを無安打,無四死球に抑え,さらに無失策で一人の走者も許さずに勝利した試合をいう。 1956年ニューヨーク・ヤンキーズのドン・ラーセン投手がワールドシリーズでブルックリン・ド...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android