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ラオディケア Laodicea; Laodikeia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ラオディケア
Laodicea; Laodikeia

ヘレニズム時代の西アジアのいくつかの都市名。ギリシア名ラオディケイア。そのほとんどが前3世紀,セレウコス朝の王アンチオコス2世によって建てられ,その王妃ラオディケにちなんでこの名を与えられた。最も有名なのはフリュギアのラオディケアで,現トルコのデニズリの西エスキヒサルに遺跡がある。エフェソスからシリアにいたる街道に沿った通商都市として隆盛をきわめ,金融業と羊毛で有名。前 133年ローマの属州となり,早く教会が設立されてキリスト教都市となった。ほかに「海沿いのラオディケア」「レバノンのラオディケア」「リュカオニアのラオディケア」などがある。

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世界大百科事典 第2版の解説

ラオディケア【Laodicea】

小アジアのフリュギア地方の古代都市のラテン名。ギリシア語ではラオディケイアLaodikeia。前3世紀にシリアのアンティオコス2世によって建設され,その妻ラオディケにちなんで命名された。1世紀末の《ヨハネの黙示録》の著者はこの地の教会にあてて手紙を書いており(3:14以下),《コロサイ人への手紙》4章12~13節によれば,エパフラスがここで伝道したとされる。さらに同4章16節によれば,パウロもこの地の教会に手紙を書いたとされるが,現存する《ラオデキヤ人への手紙》はまったくの偽作である。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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