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ラームダース Rāmdās

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ラームダース
Rāmdās

[生]1608
[没]1681
インドの宗教家。南西インドのマラータ地方で起ったビシュヌ信仰の運動家の一人であり,民族の英雄シバージーの政治顧問として彼に協力した。神秘主義を政治と結合させ,世人の愛護を説き,理想的な帝王は寸時も休まずに活動すべきであると主張した。

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世界大百科事典 第2版の解説

ラームダース【Rāmdās】

1608‐81
インドに侵入してきたイスラム教徒に鋭く対立した宗教家。彼の説いた哲学はサーンキヤ学派とベーダーンタ学派のそれの混合したものであったが,彼の本領はむしろ,マラーター人の指導者シバージーの政治顧問としての黒幕的な手腕にあった。彼は民衆に説いた神秘主義的な教えを巧みに政治と結びつけた。そして理想的な支配者は休むことなく常に活動すべきだと説き,自らも活動的で一ヵ所にとどまることがなかった。【谷沢 淳三】

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世界大百科事典内のラームダースの言及

【トゥカーラーム】より

…その文体は簡潔かつ直截的で,アバングの中のいくつかは今日なおマハーラーシュトラの一般家庭でよく知られた諺として用いられている。彼の教えはマラーター王国の創建者シバージーにも大きな影響を与えたといわれるが,同時代の宗教者ラームダースがバラモン社会の強化,組織化に乗り出してシバージーに接近したのに対し,トゥカーラームは政治権力とのかかわりに無関心で,常に大衆の日常生活に視点をおいていたといわれる。【内藤 雅雄】。…

※「ラームダース」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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