愛護(読み)アイゴ

デジタル大辞泉 「愛護」の意味・読み・例文・類語

あい‐ご【愛護】

[名](スル)
かわいがって庇護すること。「動物愛護
《「愛護の若」の役に用いたところから》歌舞伎稚児ちご用のかつらの一。
[類語]愛玩保護庇護ひご擁護防護救護介護養護監護援護警護後見こうけん守護教護守る

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精選版 日本国語大辞典 「愛護」の意味・読み・例文・類語

あい‐ご【愛護】

  1. 〘 名詞 〙
  2. かわいがって、たいせつに庇護すること。この上もなく、たいせつにしてまもること。
    1. [初出の実例]「いきもののも、〈略〉子をば愛護する者ぞ」(出典:玉塵抄(1563)一六)
    2. 「生育の恩は深くっても、愛護(アイゴ)の情は厚くっても」(出典:露団々(1889)〈幸田露伴〉一八)
    3. [その他の文献]〔黄庭堅‐謝張泰伯恵黄雀鮓詩〕
  3. ( 「愛護の若」の役に用いたことから ) 歌舞伎で、稚児(ちご)に扮する者がつける、かつらの一種
    1. 愛護<b>②</b>
      愛護
    2. [初出の実例]「鬘の事左に記〈略〉一、あいご」(出典:劇場新話(1804‐09頃)上)

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普及版 字通 「愛護」の読み・字形・画数・意味

【愛護】あいご

大事にする。〔顔氏家訓治家〕人の典を借りては、皆須(すべか)らく愛すべし。先に缺壞らば、就(すなは)ち補治を爲せ。此れ亦た士大夫百行の一なり。

字通「愛」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「愛護」の解説

愛護
(通称)
あいご

歌舞伎・浄瑠璃外題
元の外題
あいご恋の浮橋
初演
宝永4.10(江戸市村座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

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