ルサジカ(その他表記)rusa deer
CervusRusatimorensis

改訂新版 世界大百科事典 「ルサジカ」の意味・わかりやすい解説

ルサジカ
rusa deer
CervusRusatimorensis

ジャワスマトラスラウェシ,バリ,フロレス島などのインドネシアの諸島に分布する中型のシカ。偶蹄目シカ科の哺乳類。かつては同種とされていたほどスイロクサンバー)に似るが,やや小さく,首が細長くて,より優美に見える。毛は長く密に生え,雄の首にはしばしばたてがみがある。体長130~215cm,肩高80~110cm,尾長10~30cm,体重80~125kg。周囲を草原に取り囲まれた森林に好んですみ,昼間は森林で休み,夜間草原に出ておもに草を食べる。大きな群れをつくり,スイギュウと混群をなすこともある。しかし,スイギュウとともに水に入ることはなく,スイロクほど水を飲まず,乾燥した草のみを食べて生きていけるといわれる。繁殖期は一定せず,子は一年中見られる。1産1子。おもな天敵ヒョウであるが,コモド島ではコモドオオトカゲにしばしば幼獣が捕食される。オビ島,アルー島,ニュージーランド,オーストラリアなどに移入され,野生化している。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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