デジタル大辞泉 「ルジェフ」の意味・読み・例文・類語 ルジェフ(Rzhev/Ржев) ロシア連邦西部、トベリ州の都市。ボルガ川上流に位置する。18世紀より紡績業が盛んになり、19世紀後半の鉄道開通後、交通の要地として発展。第二次大戦中、赤軍とドイツ軍の激戦地となった。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ルジェフ」の意味・わかりやすい解説 ルジェフるじぇふРжев/Rzhev ロシア連邦西部、トベリ州、ボルガ川沿岸の都市。人口6万7500(2003推計)。18世紀にウクライナからサンクト・ペテルブルグへの物資の中継地として発展し、麻糸紡績と亜麻(あま)輸出の中心地となった。19世紀後半に鉄道が開通し、交通要地としての市の役割はいっそう高まった。現在、亜麻加工、電気機械、縫製機械、プレハブ住宅製造などの工業が行われる。第二次世界大戦の激戦地。[中村泰三] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルジェフ」の意味・わかりやすい解説 ルジェフRzhev ロシア西部,トベリ州の都市。州都トベリの南西約 120kmにあり,ボルガ川上流部にのぞむ。 1216年の記録に現れる古都で,モスクワの西を防衛する拠点として多くの戦乱を経てきた。第2次世界大戦時の激戦地としても知られる。鉄道分岐点で,鉄道関連企業が立地するほか,アマ (亜麻) 加工,ミシン,プレハブ住宅などの工業がある。トベリとハイウェーで連絡。人口7万 900 (1991推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報