ロイコ化合物(読み)ロイコかごうぶつ

世界大百科事典 第2版の解説

ロイコかごうぶつ【ロイコ化合物 leuco‐compound】

リューコ化合物ともいう。ロイコ化合物とは,還元体や水素化物をさすが,とくにキノン類について著名である。建染染料硫化建染染料はキノン型(または類する型)をとるが,アルカリ性でハイドロサルファイトNa2S2O4で還元するとアルカリ水溶性の還元体(ロイコ化合物)を作り繊維に染着する。繊維上でロイコ化合物を空気酸化しキノン型とし,安定な染色物とする。ロイコ化合物はキノン型と電子状態が異なるため,これを利用し別の反応(たとえばキリザリンロイコ体のアミノ化)を進めることができる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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