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ロンドン証券取引所 ろんどんしょうけんとりひきしょ

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ロンドン証券取引所

起源は、市内のコーヒー店で株式や商品相場のリストが配られた17世紀末にさかのぼる。1801年に近代的な取引所としてスタート。英国で1986年に実施された証券市場の大規模改革「ビッグバン」を機に、外資系証券の取引所加入を広げ、株式取引手数料の自由化にも踏み切った。約3100社が上場し、株式時価総額は3兆2500億ドルと欧州最大。00年に株式会社化し、01年に上場した。

(2006-04-01 朝日新聞 朝刊 3経済)

出典 朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ロンドン証券取引所
ろんどんしょうけんとりひきじょ
London Stock Exchange

ロンドンのシティにある世界有数の証券取引所。略称LSE。ロンドン証券取引所グループLondon Stock Exchange Group plcにより運営されている。上場企業の2013年末時点の株式時価総額は4兆4289億ドルとヨーロッパ最大で、世界でもニューヨーク、NASDAQ(ナスダック)、東京に次いで世界第4位である。同時点での上場企業数は2736社で、金融のHSBC、エネルギーのBP、通信のボーダフォングループなどが上場している。大企業が上場するメイン市場のほか、新興企業向けのAIM市場(Alternative Investment Market)、投資のプロ向けの公社債市場PSM市場(Professional Securities Market)、投資ファンドが上場するSFM市場(Specialist Fund Market)がある。イギリス・ポンド以外に、アメリカ・ドル、ユーロ、日本円でも決済可能。イギリスの代表的株価指標であるFTSEはロンドン証券取引所に上場した企業の株価で構成されており、企業数によってFTSE100、FTSE250、FTSE350などの種類がある。ロンドン証券取引所の子会社であるFTSEグループが算出・発表している。
 イギリスでは17世紀から株式取引が行われており、1760年にロンドン市内のコーヒー店「ジョナサンJonathan's Coffee House」などで結成された会員制取引クラブがロンドン証券取引所の前身とされる。1802年には定款を定めた法人格のない取引所としてスタート。長くニューヨーク、東京と並び世界3大市場の一つとされてきた。1986年には金融大改革「ビッグバン」を断行して外資系証券が取引所に加入しやすくなり、株式取引手数料の自由化に踏み切った。その後、世界的な取引所間競争が激しくなるなか、2000年に株式会社化して2001年に自らロンドン証券取引所に上場。2007年にはイタリア取引所(Borsa Italiana)を買収して傘下に収めた。日本との関係は深く、2009年(平成21)には東京証券取引所と共同出資で東証にプロ投資家向け市場TOKYO AIM取引所(現、TOKYO PRO Market)を設立した。外国企業の上場も多く、ピーク時には20を超える日本企業がロンドン証券取引所に上場していた。しかし上場コストに見合う利点がないとして、2013年に本田技研工業や東レ、2014年には東芝、NTTドコモ、富士通などが相次いで上場を廃止した。[矢野 武]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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