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ワーゲマン Wagemann, Ernst

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ワーゲマン
Wagemann, Ernst

[生]1884.2.18. チャナルシロ
[没]1956.3.20. バートゴーデスベルク
チリ生れのドイツの経済学者,統計学者。ゲッティンゲン,ベルリン,ハイデルベルク各大学に学び,1919年ベルリン大学教授。 23~33年統計局長をつとめる一方,25年ベルリン景気研究所の創設とともにその所長となり,45年までその任にあった。 49年母国チリに帰りサンチアゴ大学教授となり 53年まで在任したが,その後西ドイツに戻った。最大の業績は景気研究所時代に行なった景気予測の研究で,その方法は景気変動要因の相関関係をきわめて実証的な方法で求め,変動パターンを探ろうとしたものであった。これにより同研究所はハーバード経済研究所と並んで長い間景気予測研究の中心的存在となった。また彼は指図証券説の立場から実証的な研究を行なった有力な貨幣学者でもあった。主著『貨幣理論』 Allgemeine Geldlehre (1923) ,『景気変動論』 Konjunkturlehre (28) ,『世界経済機構と景気変動』 Struktur und Rhythmus der Weltwirtschaft (31) 。

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デジタル大辞泉の解説

ワーゲマン(Ernst Wagemann)

[1884~1956]ドイツの経済学者。1925年ベルリン景気研究所所長となり、資本主義経済機構における景気変動必然性を説き、統計学的にその予測を行おうとした。著「貨幣理論」「景気変動論」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ワーゲマン
わーげまん
Ernst Wagemann
(1884―1956)

ドイツの経済学者。南米チリに生まれ、ゲッティンゲン、ベルリン、ハイデルベルクの各大学に学び、1918年ベルリン大学教授。25年ベルリン景気研究所の創設と同時に所長となり、45年まで務めた。彼の名声を高めたのはこの所長としての景気観測の業績であり、彼の研究所はアメリカのハーバード研究所と並び称せられる景気観測のメッカとなった。
 彼は当時のアメリカ流の統計的景気観測法を導入して、ハーバード研究所が形式的・機械的に各景気変動要因の相関関係を処理したのに対して、心理的・有機的に経済変動を認識し、主要八系列のバロメーターの相対的な変化を重視した。このように絶対的な本質論よりも相対的な価値変動を重視する彼の手法は、貨幣学説においては指図(さしず)証券説の有力な主張者となり、また国際経済に関しては各国の相対的な異質性と同質性とに着目して、ダイナミックな国際分業論を展開した。[島津亮二]

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367日誕生日大事典の解説

ワーゲマン

生年月日:1884年2月18日
チリ生まれのドイツの経済学者,統計学者
1956年没

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