20世紀西洋人名事典 「ヴィトルトシャロネク」の解説
ヴィトルト シャロネク
Witold Szalonek
1927.3.2 -
ポーランドの作曲家。
チェホヴィツェ・ジェジツェ生まれ。
カトヴィツェの音楽院で学び、1967年より母校やベルリン、デンマークなどで作曲を教える。民族的な様式で作り上げた声楽曲「クルピエ組曲」(’55年)で有名になる。その後12音技法を使用し、朗読と合唱と室内楽のための「告白」(’59年)で注目を集める。各楽器、特に管弦楽器の多重音を追求した作品を多く書き、代表作品にオーボエのための「クアトロ・モノロギ」(’66年)やクラリネット、トロンボーン、チェロ、ピアノのための「音響の即興」(’68年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報