ヴィルマン(読み)Willman,Olof Eriksson

朝日日本歴史人物事典 「ヴィルマン」の解説

ヴィルマン

没年:1673頃(1673頃)
生年:1623頃
江戸前期に来日したスウェーデン人の海軍士官。ヴェストマンランド地方のビョルクスタ出身。父はプロテスタント牧師,長兄も牧師。1644年大学を中退し,軍隊生活を経て,1647年オランダ東インド会社に奉職。翌年バタビアに到着。3年間の軍隊勤務の後,慶安4(1651)年オランダ商館長A.V.D.ブルフと共に来日し,江戸参府に随行した。翌年バタビアへ戻り,1654年ストックホルムに帰る。1655年海軍士官に任用され,旗艦の艦長を務めた。著書《Een Reesa till Ost lndien,China och Japan》(東インド,シナおよび日本への旅行)および《Een Kort bera¨ttelse om Kongarijket Japan thess Keysare och Regimente》(日本王国,その皇帝および政治についての略誌)があり,参府への道中および江戸での観察など鎖国下の社会をよく伝えている(ともに1667年刊)。<著作>尾崎義訳『日本滞在記』

(岸野久)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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