20世紀西洋人名事典 「ヴルコチェルヴェンコフ」の解説
ヴルコ チェルヴェンコフ
Vulko Chervenkov
1900 - 1980
ブルガリアの政治家。
元・ブルガリア首相。
ソフィア近郊生まれ。
陸軍下士官の息子として生まれ、ソフィアで勉学し、1919年にブルガリア共産党の創設時に入党した。’29〜44年までモスクワに在留し、ディミトロフの補佐としてコミンテルンで活動した。’44年に帰国し、’49年に党書記長に就任し、’50年には首相も兼任した。「小スターリン」とよばれ、’54年に首相に専任し、党第一書記をジコフに譲った。’56年に「個人崇拝」を批判されて首相を辞任し、’61年に党政治局からも追われ、’62年に党を除名されたが、’69年に名誉回復された。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報