ヴァルナ(その他表記)varṇa

山川 世界史小辞典 改訂新版 「ヴァルナ」の解説

ヴァルナ
varṇa

インド社会の身分階層。種姓と訳される。ヴァルナはもともと「色」を意味したが,これはアーリヤ人先住民との肌の色の違いにより集団を区別したことによる。バラモンクシャトリヤヴァイシャシュードラの4ヴァルナ概念は前8世紀頃に成立した。4~7世紀頃に4姓の枠外に不可触民が置かれた。10世紀頃から,ヴァルナの概念がジャーティと結びついてカースト制度が形成された。植民地行政においては,ヴァルナがカーストを構成する枠組みとして重要視され,ジャーティはサブ・カーストと呼ばれた。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

旺文社世界史事典 三訂版 「ヴァルナ」の解説

ヴァルナ
varna

古代インドの社会を構成した種族的な身分区分
アーリア人の征服を受けた古代インド社会で,バラモン・クシャトリア・ヴァイシャ・シュードラの4身分とそれぞれ役割が『ヴェーダ』などに強調され,バラモンの優越権の根拠となった。前6世紀ごろからそれに対する批判が起こり,仏教・ジャイナ教はヴァルナの差別を否定した。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む