一世界(読み)いっせかい

精選版 日本国語大辞典 「一世界」の意味・読み・例文・類語

いっ‐せかい【一世界】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏語須彌山(しゅみせん)を中心として、四州、四王天、夜摩天兜率天(とそつてん)、化楽天(けらくてん)他化自在天、色界初禅の梵世天と日月を含む世界。これを一小世界として、それを千の三乗倍した集合が三千大千世界である。
    1. [初出の実例]「此の一世界に此(かか)る大(おほきなる)人有る所有と」(出典今昔物語集(1120頃か)三一)
  3. この世全体。世界中。
    1. [初出の実例]「八駿の駒にむちをうって、一世界をかけりし」(出典:撰集抄(1250頃)六)
    2. [その他の文献]〔大智度論‐五〇〕

いち‐せかい【一世界】

  1. 〘 名詞 〙いっせかい(一世界)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む