一庫村(読み)ひとくらむら

日本歴史地名大系 「一庫村」の解説

一庫村
ひとくらむら

[現在地名]川西市一庫一―三丁目・一庫・美山台(みやまだい)・丸山台(まるやまだい)

山下(やました)町の北西に位置する。中世の一庫郷の遺称地。村の北部一帯は山林で、江戸時代に茶の湯の世界で名声を博した一庫炭は、おもにこの山林から生産された。慶長国絵図に村名がみえ、高三二八石余。正保郷帳では「ヒトクラ」の訓を付す。延宝七年(一六七九)の検地帳(水本家文書)では高三五七石余。領主の変遷は西多田(にしただ)村と同様。寛永一三年(一六三六)の毛付高二四七石余で本途物成一九四石余、寛保二年(一七四二)には毛付高二九一石余で本途物成一六二石余のうち米納一五〇石余、一〇分一大豆銀納九九九匁、また小物成は山年貢四二七匁余などとなっており、明治七年(一八七四)までの貢租を知ることができる(一庫部落有文書)。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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