一条内嗣(読み)いちじょう うちつぐ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「一条内嗣」の解説

一条内嗣 いちじょう-うちつぐ

1336-? 南北朝時代の公卿(くぎょう)。
建武(けんむ)3=延元元年生まれ。一条経通(つねみち)の長男。北朝につかえ,康永3=興国5年従三位となる。権(ごんの)大納言,正二位にすすんだが,逐電して南朝方に参じたため官位剥奪(はくだつ)された。貞治(じょうじ)元=正平(しょうへい)17年(1362)出家として処理される。弟の房経(ふさつね)も早世し,経通の養嗣子となった経嗣(つねつぐ)が一条家を相続した。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android