一炬(読み)イッキョ

デジタル大辞泉 「一炬」の意味・読み・例文・類語

いっ‐きょ【一×炬】

一つのかがり火。
光明の―を点じ得て」〈漱石野分
いっぺんに焼くこと。
征服者の―によって灰にならなくとも」〈寅彦読書今昔

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一炬」の意味・読み・例文・類語

いっ‐きょ【一炬】

  1. 〘 名詞 〙 一本たいまつ。いっこ。
    1. [初出の実例]「謂る一炬焦土、憐むべし」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)四)
    2. [その他の文献]〔杜牧‐阿房宮賦〕

いっ‐こ【一炬】

  1. 〘 名詞 〙いっきょ(一炬)日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android