一議(読み)いちぎ

精選版 日本国語大辞典 「一議」の意味・読み・例文・類語

いち‐ぎ【一議】

〘名〙
一度評議。一度の会議
太平記(14C後)二八「強(あながち)に勧め申しければ、将軍一義にも及び給はず」
一つ議論意見。また、異論異議
平治(1220頃か)上「勅定なればとて、いかでか存ずる旨を一義申さざるべき」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「一議」の意味・読み・例文・類語

いち‐ぎ【一議】

一度議論したり相談したりすること。一つの議論や意見。
別の意見。異論や異議。
伯爵は―もなく、しゅう皆これに同ずるを」〈鏡花外科室

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