デジタル大辞泉 「万年」の意味・読み・例文・類語 まん‐ねん【万年】 [名]1万年。また、非常に長い年月。よろずよ。「鶴は千年、亀は万年」[接頭]名詞に付いて、いつまでも変わらず、その状態であるという意を表す。「万年青年」「万年補欠」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「万年」の意味・読み・例文・類語 よろず‐とせよろづ‥【万年・万歳】 〘 名詞 〙① 万(まん)の年。まんねん。転じて、長い年月。[初出の実例]「三の才(みち)顕(あらは)れ分(わか)れて以来(このかた)、多く万歳(ヨロツトセ)を歴(へ)ぬ」(出典:日本書紀(720)允恭四年秋九月(図書寮本訓))② 永遠の年。御代の永遠に続くことを祝っていう語。ばんざい。ばんぜい。よろずよ。[初出の実例]「万とせ千とせをうたふ声すなり神も久しく世を守るらし〈藤原公賢〉」(出典:新千載和歌集(1359)神祇・九七五) まん‐ねん【万年】 [ 1 ] 〘 名詞 〙 万の年数。また、非常に長い年月。また、長寿。万歳。ばんねん。[初出の実例]「適遇上林会、忝寿万年春」(出典:懐風藻(751)春苑〈田辺百枝〉)[その他の文献]〔詩経‐曹風・鳲鳩〕[ 2 ] 〘 接頭語 〙 いつまでも変わらずに同じ状態であるの意を添える。「万年青年」「万年平社員」など。[初出の実例]「長い白髪がはへて、御箱や御馬の鞍には亀を付て〈略〉住吉町の方へござった。おさへの衆に御名を聞たれば、万年いきのかみ」(出典:咄本・喜美賀楽寿(1777)祝言) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「万年」の読み・字形・画数・意味 【万年】ばんねん・まんねん 万世。〔詩、大雅、江漢〕に于(おい)て命を受く 召(召公)の命を自(もち)ふ 虎(召伯虎)拜して稽首す 天子年ならんことを字通「万」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報