万鈞（読み）ばんきん

精選版 日本国語大辞典

ばん‐きん【万鈞】

〘名〙 物の、きわめて重いこと。まんきん。

※菅家文草（900頃）一〇・為太政大臣、重謝年官随身第二表「功之軽薄、鴻毛則其重万鈞」

※米欧回覧実記（1877）〈久米邦武〉二「万鈞の巨器、人の頭上を来往す」

まん‐きん【万鈞】

〘名〙 (一鈞は三〇斤) 物の、きわめて重いこと。非常な重量。ばんきん。

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

まん‐きん【万^×鈞】

《「鈞」は重さの単位》非常に重いこと。ばんきん。「その一言には万鈞の重みがある」

ばん‐きん【万^×鈞】

きわめて重いこと。非常に重みのあること。「万鈞の重み」

出典　小学館

普及版 字通

【万鈞】ばんきん

極めて重い。〔漢書、賈山伝〕（至言）雷霆(らいてい)のつ、摧折せざる無く、鈞の壓する、糜滅(びめつ)せざる無し。今、人の威、特(た)だに雷霆のみに非ざるなり。勢ひの重きこと、特だに鈞のみに非ざるなり。

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出典　平凡社「普及版 字通」