摧折(読み)さいせつ

精選版 日本国語大辞典 「摧折」の意味・読み・例文・類語

さい‐せつ【摧折】

  1. 〘 名詞 〙 くじき折ること。樹木などが折れること。勢いがくじけることや威勢に屈することをもいう。
    1. [初出の実例]「剣戟者嫌於柔、不剛而摧折」(出典本朝文粋(1060頃)一・菟裘賦〈兼明親王〉)
    2. 「刀の山も自ら摧折せん若火湯に向は火湯を自消滅し」(出典:神道集(1358頃)五)
    3. [その他の文献]〔史記‐袁盎伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「摧折」の読み・字形・画数・意味

【摧折】さいせつ

うちくだく。〔漢書酷吏、厳延年伝〕其の治務は、豪彊を摧折し、を扶助するに在り。法に陷ると雖も、曲(法をまげ解する)以て之れを出だし、其の豪小民は、を以て之れを(罪に)(い)る。

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