ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三アンリの戦い」の意味・わかりやすい解説 三アンリの戦いさんアンリのたたかいGuerre des trois-Henri フランスのユグノー戦争の終幕段階 (1585~89) における3人のアンリを軸とする戦い。国王アンリ3世,カトリック同盟の首領ギーズ公アンリ,およびプロテスタント派の指導者アンリ・ド・ナバールの3人の対立抗争を軸に局面が推移したのでこの名がある。アンリ3世に男子相続人がなく,アンリ・ド・ナバールが王位継承権を主張した。カトリック同盟はこれを認めず,ギーズ公はアンリ3世をパリから追放したが,王党によって暗殺され (88) ,次いで王もまたカトリック教徒によって暗殺されてバロア朝は断絶。アンリ・ド・ナバールが即位してアンリ4世と称し,ブルボン朝が始った (89) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by