三三五五(読み)サンサンゴゴ

デジタル大辞泉 「三三五五」の意味・読み・例文・類語

さんさん‐ごご【三三五五】

[副]三人五人というような小人数のまとまりになって、それぞれ行動するさま。三三両両。「生徒三三五五帰っていく」

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精選版 日本国語大辞典 「三三五五」の意味・読み・例文・類語

さんさん‐ごご【三三五五】

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」「に」などを伴って用いることもある ) 人が三人、また五人ぐらいずつ連れだって歩いていくさま。また、あちらこちらに家などが小さくかたまって散在しているさま。ちらほら。三三両両。三五
    1. [初出の実例]「山巒層々として、中に野を抱き、農家三々五々に村落をなし」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)
    2. 「女や子供たちが三々五々群れゐて」(出典:放浪記(1928‐29)〈林芙美子〉)
    3. [その他の文献]〔李白‐采蓮曲〕

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四字熟語を知る辞典 「三三五五」の解説

三三五五

あちらに三人、こちらに五人というように、人などが小さくかたまって散在している様子。また、少人数ずつ続いて行動する様子。

[活用] ―と。

[使用例] 女や子供たちが三々五々群れいて[林芙美子放浪記|1928~29]

[使用例] 廟の建物が高いので、道はひどく狭く感じられ、そこを観光客が三三五五カメラを持って歩いている[井上靖遺跡の旅・シルクロード|1977]

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