三味線豊吉(読み)シャミセン トヨキチ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「三味線豊吉」の解説

三味線 豊吉
シャミセン トヨキチ


職業
三味線奏者

本名
三輪 とよ

生年月日
明治38年 5月1日

出生地
東京・浅草

経歴
幼時から常磐津清元長唄義太夫などを習う。大正14年ごろから小唄端唄俗曲の三味線を弾き、小唄勝太郎市丸、赤坂小梅らの相方として三味線入り歌謡曲の先駆者となった。五線譜で弾けた強みがあり、三味線を短くし、和洋合奏からの独立性を確立させた。昭和23年ごろからNHKラジオ「とんち教室」のレギュラー解答者として10年間活躍、人気を博した。洋楽系の「ラ・クンパルシータ」を三味線で弾いた最初の人。

没年月日
昭和39年 4月8日 (1964年)

伝記
ガン50人の勇気 柳田 邦男 著(発行元 文芸春秋 ’89発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「三味線豊吉」の解説

三味線 豊吉
シャミセン トヨキチ

大正・昭和期の三味線奏者



生年
明治38(1905)年5月1日

没年
昭和39(1964)年4月8日

出生地
東京・浅草

本名
三輪 とよ

経歴
幼時から常磐津、清元、長唄、義太夫などを習う。大正14年ごろから小唄、端唄、俗曲の三味線を弾き、小唄勝太郎、市丸、赤坂小梅らの相方として三味線入り歌謡曲の先駆者となった。五線譜で弾けた強みがあり、三味線を短くし、和洋合奏からの独立性を確立させた。昭和23年ごろからNHKラジオ「とんち教室」のレギュラー解答者として10年間活躍、人気を博した。洋楽系の「ラ・クンパルシータ」を三味線で弾いた最初の人。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三味線豊吉」の解説

三味線豊吉 しゃみせん-とよきち

1903-1964 大正-昭和時代の三味線演奏家。
明治36年5月1日生まれ。大正末ごろから小唄(こうた),端唄(はうた),俗曲などをひき,赤坂小梅,小唄勝太郎らの相(あい)三味線をつとめる。NHK「のど自慢」の三味線伴奏や「とんち教室」の解答者としても活躍した。昭和39年4月8日死去。60歳。東京出身。本名は三輪トヨ。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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