三壇法(読み)さんだんほう

精選版 日本国語大辞典 「三壇法」の意味・読み・例文・類語

さんだん‐ほう ‥ホフ【三壇法】

〘名〙 仏語
密教で行なう、大壇護摩壇聖天壇の三壇に構える修法中央薬師または不動尊、左に如意輪観音、右に聖天(または十二天)の三壇を設けて行なう。〔類聚名物考(1780頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の三壇法の言及

【壇法】より

…壇法咒法の盛行は,反面で咒詛などの弊害を生み,785年(延暦4)諸国における諸尊,聖天,諸天などの私的壇法が禁止され,尋常の念誦壇法と看病加持の壇法のみが許された。空海以降,壇法は盛んになり,三壇法,五壇法,九壇法,十三壇法などが行われたことが,平安時代の貴族の日記や文学作品にみられる。【和多 秀乗】。…

※「三壇法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android