三宅御土居跡(読み)みやけおどいあと

日本歴史地名大系 「三宅御土居跡」の解説

三宅御土居跡
みやけおどいあと

[現在地名]益田市三宅町

中世益田氏の居館跡。現在も遺跡東西に大規模な土塁が残り、東側は高さ五・三メートル、幅一八メートル、長さ八七メートル、西側は高さ五メートル、幅一三メートル、長さ五三メートル。南側にもわずかながら土塁の削平された跡が残り、北側と同様、かつては居館の四周を大規模な土塁がめぐっていたと考えられている。近年の発掘調査の結果によると、東西の土塁の外側に幅約九メートル、深さ約三メートルの堀がめぐり、北側の堀は幅一三メートル、深さ約一・七メートルで、南側には約二〇メートルの腰郭状の平地の外側に同じく大規模な堀の存在したことが確認されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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