三枚橋町(読み)さんまいばしちよう

日本歴史地名大系 「三枚橋町」の解説

三枚橋町
さんまいばしちよう

[現在地名]沼津市三枚橋町・平町ひらまち大手町おおてまち一―二丁目・三芳町みよしちよう山王台さんのうだい富士見町ふじみちよう杉崎町すぎざきちよう出町でちよう・三枚橋・庄栄町しようえいちよう米山町よねやまちよう泉町いずみちよう高島町たかしまちよう

上土あげつち町の北東に位置する。沼津三町の一で、沼津三枚橋町ともいう(天保郷帳など)。北は東西の熊堂くまんどう村など、東は高田たかだ村・日吉ひよし村、南西は沼津城の城地に続く。南辺を狩野かの川が西流し、同川に並行する東海道往還沿いに家並が形成され、北部に耕地が広がる。町内はさらに三枚橋町・平町・山王前さんのうまえ(山王前新田)に区分されていた(「駿河志料」など)。文禄二年(一五九三)六月二〇日の米穀借用状(荻生文書)では太郎左衛門ほかの「三枚橋伝馬衆」が連署しており、中世車返くるまがえし宿の後身にあたる当地は、近世初期においても伝馬役を勤めていたと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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