三田家住宅(読み)さんだけじゆうたく

日本歴史地名大系 「三田家住宅」の解説

三田家住宅
さんだけじゆうたく

[現在地名]柏原市今町一丁目

柏原の商家(町屋)の代表的な建築で主屋・土蔵の二棟および塀一棟が国の重要文化財に指定されている。主屋は桁行一五・七メートル、梁間一一・八メートル、一部二階。土蔵は桁行六・一メートル、梁間四・六メートル、二階建て。塀は折曲り延長一二・八メートル。指定の建物は明和三年(一七六六)の建築で、普請関係文書五点が伝わる。三田家は柏原船の営業をした家。初代の大文字屋七左衛門(三田浄久)は、寛永一七年(一六四〇)大坂伏見呉服ごふく(現東区)から柏原へ家を新築して引越してきた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「三田家住宅」の解説

三田家住宅

大阪府柏原市にある住宅。三田家は奈良街道に面し、江戸時代に木綿間屋などを営んでいた。1766年から1768年にかけて建てられた主屋、土蔵は国の重要文化財に指定されている。

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