三界の首枷(読み)サンガイノクビカセ

デジタル大辞泉 「三界の首枷」の意味・読み・例文・類語

三界さんがい首枷くびかせ

過去・現在・未来にわたり自由を束縛するもの。また、現世苦悩もととなるもの。恩愛の情の類。
《「子は三界首枷」という諺から》子供
「―はみな片付けたりと」〈浮・万金丹・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「三界の首枷」の意味・読み・例文・類語

さんがい【三界】 の 首枷(くびかせ)

  1. 断ちがたいこの世の愛着や苦悩。「子は三界の首枷」
    1. [初出の実例]「僅かに住める世になほ三界の首枷かや、牛の車の常久にいづくをさして引かるらむ」(出典:謡曲・百万(1423頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

コンビニ交付

マイナンバーカードを利用して、自治体が発行する各種証明書をコンビニやスーパー、郵便局などで取得できるサービス。申請から受け取りまでの手続きがマルチコピー端末で完結する。2023年12月からはマイナカ...

コンビニ交付の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android