翻訳|triangle
直角三角形の他の二つの角を,45度,または30度と60度とした板状の定規。以前はセルロイド製,木製のものが用いられたが,最近ではほとんど透明アクリル板製のものが使用されている。三角定規の大きさは,45度定規の斜辺と30度-60度定規の対辺が同じ長さにつくられており(図1),ふつう2枚1組になっている。この2枚およびT定規,または固定定規を組み合わせることにより,図2のように15度,30度,45度,60度,75度,90度の傾斜線を引くことができる。三角定規の生命はなんといっても正しい角度の線が引けることにあるのであるから,購入に当たっては図3のように,1辺に接して線を引き,定規を裏返して縁と線が一致するかどうかを確かめるか,または2枚の定規をぴったりと密着させて,その間に隙間ができないことを確かめることが必要である。
なお,三角定規でもその1辺に目盛を刻んだもの,あるいは全面に10mm,または5mm方眼を設けたものなど,それぞれ使用分野によって便利なようにくふうされたものがある。
執筆者:大西 清
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…直線や曲線を引くとき,角度をかくとき,直線かどうか直線の程度を調べるとき,直角を調べるとき,または物をたつときに当てがって使う用具をいう。直線用製図用具には三角定規,直定規,T(形)定規があり,曲線用には雲形定規,たわみ定規がある。三角定規,T定規,雲形定規は木,合成樹脂などで作られている。…
※「三角定規」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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