デジタル大辞泉
「三輩」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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さん‐ぱい【三輩】
- 〘 名詞 〙
- ① 仏語。無量寿経で、極楽浄土に往生する人をその資質などの差によって三段階に分けた、上輩・中輩・下輩の総称。
- [初出の実例]「其有二至心一願レ生二彼国一凡有二三輩一」(出典:選択本願念仏集(1198頃))
- [その他の文献]〔無量寿経‐下〕
- ② 興福寺で、所司・五師・衆徒の三者をさしていう。
- [初出の実例]「定 三輩見物座敷事」(出典:大乗院寺社雑事記‐応仁二年(1468)一二月三日)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の三輩の言及
【大無量寿経】より
…一般に用いられるのは魏訳である。内容は,まず阿弥陀仏がまだ法蔵菩薩という名で修行していたときに,すべての世界の中でも最高の極楽世界をつくって衆生を救済したいという誓願を起こした因縁から説き起こし,続いてその誓願が成就してできた極楽の情景を描写し,次に極楽へ往生する衆生の3種類のあり方(三輩(さんぱい))を述べる。漢・呉・魏訳では,この後に極楽と比べてこの穢土(えど)の濁悪のさまを述べる三毒五悪の段がある。…
※「三輩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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