三輪田元道(読み)ミワダ ゲンドウ

20世紀日本人名事典 「三輪田元道」の解説

三輪田 元道
ミワダ ゲンドウ

明治〜昭和期の教育家 三輪田学園理事長。



生年
明治5年3月7日(1872年)

没年
昭和40(1965)年1月12日

出生地
香川県

旧姓(旧名)
山下 富五郎

学歴〔年〕
東京帝国大学哲学科〔明治34年〕卒,東京帝国大学大学院社会学専攻〔明治35年〕中退

経歴
養母の私塾翠松学舎の運営を助けるため大学院を中退、三輪田女学校(のちの三輪田高女)設立尽力、昭和2年校長、18年三輪田学園理事長となり、恩給財団も設立。全国高等女学校長協会、大日本女子社会教育会などにも関係し、女子教育の振興のため尽力。また東京市麴町区会議員、市会議員、都議会議員なども歴任著書に「家庭の研究」「鳩のうなづき」「女性黎明」「やまとおみな」「真佐子集」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三輪田元道」の解説

三輪田元道 みわだ-もとみち

1870-1965 明治-昭和時代の教育者。
明治3年3月7日生まれ。三輪田真佐子の私塾でまなび,明治26年その養嗣子となる。昭和2年三輪田女学校長,18年三輪田学園理事長。私学恩給財団(共済組合)の設立など私学振興に尽力,東京都議会議員もつとめた。昭和40年1月12日死去。94歳。讃岐(さぬき)(香川県)出身。東京帝大卒。旧姓は山下。著作に「家庭の研究」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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