上大隈村(読み)かみおおくまむら

日本歴史地名大系 「上大隈村」の解説

上大隈村
かみおおくまむら

[現在地名]宮田町上大隈

遠賀おんが川支流の犬鳴いぬなき川中流右岸に位置する。西は宮田村、犬鳴川を挟んで北は本城ほんじよう村。当村は古くは単に大隈村と称していた。ところが中世に遠賀郡楠橋くすばし庄の内であった大隈村(現中間市)が、近世の郡界変更で鞍手郡に属するようになったことから、同村との混同を避けるために当村を上大隈村、旧遠賀郡の大隈村を下大隈村とよぶようになったと考えられる。当村は慶長石高帳・慶長国絵図・正保郷帳などでは大隈村とみえるが、貞享元年(一六八四)書上の黒田長寛拝領東蓮寺藩郷村高辻目録(阿部文書)に上大隈村とあり、以降の郷村帳類では上大隈村とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む