上小中村(読み)かみこなかむら

日本歴史地名大系 「上小中村」の解説

上小中村
かみこなかむら

[現在地名]長沼町小中こなか

志茂しも村の南、江花えばな川南岸の河岸段丘に立地。天正一八年(一五九〇)の検地目録(天栄村史)に「小中村并北作村」とみえ、八六貫余・米四七三石余。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録に「小中」とみえ、高四一五石余、蒲生郷貞知行地。初め会津藩領、寛永二〇年(一六四三)から白河藩領。江戸初期に二ヵ村に分村、白河古領村郷高帳に上小中村とみえ、高一九五石余。安永二年(一七七三)の白河郡村々細見記(加藤家文書)によれば同高で、反別田一一町三反余・畑六町五反余、免五ツ二分六厘、家数二〇(本百姓一七・水呑二・禰宜一)、人数八九(男四五・女四三・禰宜一)


上小中村
かみこなかむら

[現在地名]鶴岡市中楯なかだて

大山(八沢)川西岸にあり、対岸は下小中村、南は谷地楯やちだて村。元和八年(一六二二)の酒井氏知行目録に村名がみえ高一六九石余。寛永元年庄内高辻帳では高二七二石余。正保郷帳では下小中村を含み田高六七八石余・畑高一六石余、寺社領七石余、柴山新田がある。寛文九年(一六六九)検地帳(上小中区有文書)では田高二七〇石余・畑高一石余。弍郡詳記では免四ツ二分二厘、家数一四。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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