上川井村・坂倉新田(読み)かみかわいむら・さかくらしんでん

日本歴史地名大系 「上川井村・坂倉新田」の解説

上川井村・坂倉新田
かみかわいむら・さかくらしんでん

[現在地名]旭区若葉台わかばだい一―四丁目・上川井町・川井本かわいほん町・川井宿かわいしゆく町・下川井しもかわい

東は久保くぼ(現緑区)川井村、西は瀬谷せや(現瀬谷区)、南は下川井村、北は長津田ながつだ(現緑区)に接する。村の北西から南東に八王子道が通る。帷子かたびら川の最上流部に位置し、丘陵が多く、谷田をつくる。

川井村から正保(一六四四―四八)以降元禄(一六八八―一七〇四)までに下川井村・坂倉新田とともに分村した。幕府直轄領。天和三年(一六八三)の上川井村御成ヶ割付之事(阿部文書)では上川井村一村で高二一六石余。享保五年(一七二〇)の村明細帳(同文書)では三〇八石余と増え、田二七町七反余、畑六一町七反余、ほかに新田として下畑・下々畑・砂畑合計二六町余、高四一石余がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android