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上平寺城 じょうへいじじょう

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日本の城がわかる事典の解説

じょうへいじじょう【上平寺城】

滋賀県米原市にあった山城(やまじろ)。伊吹山(標高1377m)の南側山腹、弥生山から続く刈安尾の尾根上、標高約660m地点につくられた城である。上平寺城は麓の京極氏館跡、家臣の屋敷跡とともに「京極氏遺跡」として国指定史跡になっている。城名は伊吹四ヵ寺の一つの上平寺に由来し、その寺域につくられた城で、永正年間(1504~21年)に京極高清が築城し、太平寺城(米原市)から本拠を移したといわれている。1524年(大永4)、領主の京極氏の内紛により上平寺を焼失し、城も荒れ果てたようである。1570年(元亀1)、織田信長は越前の朝倉氏の疋田城(福井県敦賀市)、手筒山城(同)を攻略して金ヶ崎城(同)を攻撃したが、そのとき、浅井長政が信長に反旗を翻した。『信長公記(しんちょうこうき)』によれば、長政は美濃と近江の国境を押さえ、美濃からの織田勢の進撃を阻止するために、長比城(米原市)、刈安尾城(同)とともに上平寺城を改修・整備した。しかし、城将の堀氏と樋口氏が信長に内応したことから、その目的を達せず、その後間もなく廃城になった。城跡には土塁、虎口、竪堀、堀切、曲輪(くるわ)跡などの遺構が残っている。上平寺城の山麓には庭園を備えた京極氏の守護館や京極氏の家臣の屋敷跡がある。JR東海道本線近江長岡駅からバス。◇霧ヶ城、桐ヶ城ともよばれる。

出典|講談社
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