上新宮村(読み)かみしんぐうむら

日本歴史地名大系 「上新宮村」の解説

上新宮村
かみしんぐうむら

[現在地名]龍野市揖西町新宮いつさいちようしんぐう

下新宮村の北に位置し、古子ふるこ川上流部の谷間に立地する。揖西郡に属する。近世初期には下新宮村とともに新宮村と称した。寛永一三年(一六三六)の龍野領村々高辻帳(八瀬家文書)に上新宮村とみえ、池田輝政による内検地高四四五石余、高三六七石余。領主変遷北龍野村と同じ。正保郷帳では田方三二四石余・畑方四三石余。寛文一二年(一六七二)の龍野藩領郷村高帳(龍野文庫蔵)では高三七八石余、ほかに新田高三石余がある。また小物成として銀二八匁二分などが課せられている。宝暦年間(一七五一―六四)の龍野藩領分明細帳(矢本家文書)では反別は田方二三町五反余・畑方七町四反余、本免六ツ三分・開方四ツ九分・新二ツ五分、山役米四石余・山札役銀二八匁二分、家数六八。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android