上澣(読み)ジョウカン

デジタル大辞泉 「上澣」の意味・読み・例文・類語

じょう‐かん〔ジヤウクワン〕【上×澣/上×浣】

月の初めの10日間。上旬。→中澣下澣

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「上澣」の意味・読み・例文・類語

じょう‐かんジャウクヮン【上澣・上浣】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「澣(浣)」はすすぐ意。中国の唐の制度で、月のうち一〇日ごとに官吏休暇を与え、自宅で入浴させたところから、一〇日を単位として「澣(浣)」という ) =じょうじゅん(上旬)〔運歩色葉(1548)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「上澣」の読み・字形・画数・意味

【上澣】じようかん(じやうくわん)

上旬。〔丹鉛総録、三、時序、三澣〕俗に上澣・中澣・下澣を以て、上旬・中旬下旬と爲す。蓋(けだ)し制、十日に一たび休沐(きうもく)するに本づく。

字通「上」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android