中旬(読み)チュウジュン

精選版 日本国語大辞典 「中旬」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐じゅん【中旬】

  1. 〘 名詞 〙 月の一一日から二〇日までの一〇日間。中浣。
    1. [初出の実例]「是中旬之初也。上御紫宸殿、賜侍臣酒」(出典続日本後紀‐承和元年(834)七月庚申)
    2. 「承久三年六月中旬天下風あれて」(出典:海道記(1223頃)池田より菊川)
    3. [その他の文献]〔魏書‐礼志・二〕

ちゅう‐ずん【中旬】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ずん」は「じゅん」の直音表記 ) =ちゅうじゅん(中旬)
    1. [初出の実例]「かかる程に、ちうすんになりぬ」(出典:延宝版宇津保(970‐999頃)国譲上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android